銀杏坂「大銀杏」見頃!2012/12/11 撮影;花留談木村功

水戸駅北口近くの「大銀杏」が見頃です。水戸市街地では、通常、この木が毎年最後に黄葉します。戦災(空襲)で半分焼けて、また芽吹き、息を吹き返したこのイチョウは、戦後の復興に大きな力を与えたとと聞いています。
イチョウの生命力は凄く、恐竜の時代から種をつないでいるといわれます。チャールズ・ダーウィンが「種の起源」で書いた「生きた化石」という言葉、植物ではイチョウが代表格と言っていいでしょう。
※銀杏坂大銀杏の石垣は2011年3月の東日本大震災で被災し大きく崩れましたが、早いうちに修復されました。  地図


大銀杏碑

おまん狐
城下はずれの さらさら霙 おまん狐が 紅つけた
たよりない身に さらさら霙 化けるつもりぢや なかつたろ
城下はずれの さらさら霙 おまん狐が より添つた
水戸の侍 さらさら霙 情知らずぢや なかつたろ
銀杏坂の銀杏の下をねぐらとしていた「おまん狐」を詩った郷土の詩人・大関五郎(1895〜1948)の詩
水戸城の古地図には、約300年前から南三の丸柵町から南に下る坂に銀杏坂(イチョウ坂)の名が見え古い記録にも銀杏や杉の大木があって、その付近に銀杏や銀杏見付があったとの記事がある。ただし今の大イチョウがその頃のものかどうか分からないが、水戸の名物として保護されてきた。--三の丸歴史ロード--
※参考;小野孝尚さまサイトこちらに「詩人・大関五郎」についての研究が紹介されています。水戸の歴史としても貴重な研究です。
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